残暑がまだ厳しいなか、都内と成田空港を結ぶ、四街道市に今回はお邪魔しました。
「日本一のガス灯通り」のあるオシャレな街、秋にはガス灯ロードレースが催されるめいわ地区にて、1998年に開業して22年になる「めいわ歯科医院」に訪問。
院長は春夏の甲子園大会の常連、智辯学園和歌山高校出身。関西出身なので、関西弁を喋るのかと思いきや、至って普通の標準語。
開口一番、思わず訛ってないですね~と言ってしまいました。

津守院長
大学からずっと、千葉なので、自然と訛りがなくなりました。
Aさん
めいわ歯科医院は今年で開業して22年になりますね。歴史を感じます。
津守院長
ワタクシは大学院で虫歯の研究をして、その後、後輩達の指導をし、17年前の2003年にこちらの院長として招聘されました。2013年に譲渡しまして今に至ります
Aさん
なるほど。譲渡されてから始めにしたことは何ですか?
津守院長
労働環境の改善です。歯科医院自体、法人ではないので、厚生年金の加入の義務はないのですが、スタッフに少しでも恩返しできればと思い、厚生年金の加入はしています。譲渡後、患者様とスタッフに居心地がいいようにとスタッフと何度も話し合いながら、診療室とスタッフルームを全面改装しました。スタッフの仕事の負担軽減のため、マニュアルを作成したり、お掃除ロボを購入したり、器材の洗浄で怪我をしないように自動洗浄機を購入しました。スタッフが気持ち良くないと、患者様にまで伝わるので、日頃からスタッフとコミュニケーションをとりながら、ベストな環境に努めています。
スタッフが頑張ったという月は感謝の気持ちをこめて特別手当を支給しています。
Aさん
なるほど・・・患者さまは?
津守院長
患者さまにはリラックスしていただけるよう、雑談をしながら、ライフスタイルも参考に治療方針を模索していきます。
Aさん
治療方針にライフスタイル?
津守院長
治療よりも雑談メインになることもあります。関係ないと思われるかもしれませんが、治療の段取りや治療に何を求めているかも分かってくることも多いです。
Aさん
こちらには、最新の機器がたくさんありますが、得意とする治療は何ですか?
津守院長
当院では、どの処置でも対応できるように、インプラントや親知らずの抜歯のためにCT撮影装置や骨を削る必要があるときに使用する超音波切削装置を始め、レーザー、治りにくい歯の根の治療のための顕微鏡があります。これらの処置はワタクシがすべて対応しています。疑問を感じたら、すぐ講習会に参加し、頻繁に自分をアップデートします。
Aさん
最近は歯の根の治療にも力を入れていると?
津守院長
米国歯内療法学会より数少ないアイビーベンダーライフタイムエディケーションアワードを受賞しました、トロント大学大学院歯内療法学講座、歯科界のレジェンド、フリードマン教授より直接手解きを受けました。
待合室に東京歯科大学の博士号の学位記の下に飾っています『Certificate of Completion』はトロント大学スタディプログラムを修了したものの証しです。2019年現在では、日本でまだ28名しか取得しておりません。
Aさん
なるほど。壁一面に飾ってあります数数の修了証はその証しですね。
津守院長
まだまだ、自分磨きと患者さまに少しでも治療で貢献できればと思い、受講しますので、修了証はまだまだ増えますよ(笑)
Aさん
国家の方も成人病予防に力を入れてますね。
津守院長
成人病の原因のひとつに歯周病があります。その歯周病の知識も日本でトップを走っています勉強グループ、ジアズに所属し、海外の最新情報を収集しています。
Aさん
東京歯科大学と地域医療連携を取られますね。
津守院長
親知らずが変な生え方をしたり、癌を疑われる場合は、同級生が勤務しています病院に電話一本でお願いしますので、早期発見早期対応に長けています。
Aさん
自費治療は?
津守院長
自費の差し歯や入れ歯はお口の写真を撮影して、患者さまとはもちろん、技工士さんともとことん話し合います。講習会を開く技術力の高い技工士さんにお願いしてますので、満足度は高いです。
Aさん
患者様はどの年齢層が多いですか?
津守院長
すべての年代の方に来ていただいています。家族4世代も通われています。
Aさん
すごいですね。お子さんは?
津守院長
子どもも性格が様々なのでその子の性格を見極めてからです。特に愚図る子どもは始めから抑えつけず、慣れるところから進めて、少しずつお口に器具を入れる練習をします。長期間かかりますが、頻繁に顔を合わせることで信頼関係が生まれ、麻酔までできるようになります。
Aさん
麻酔までですか?
津守院長
それには、付き添いの家族の協力も必要です。どうしても、威圧的に感じてしまわれますので、上から目線でなく、斜め下から目線を目指しています。歯医者自体好きな人はいないですから。
大人の方でも、子どもの頃の威圧的な治療でトラウマになっていて、心が開けず、本当の主訴を言うと不定愁訴に扱われるのでないかと不安になることも少なくないです。
たくさんの雑談を交わすことで、不安材料を徐徐に解消していきます。
威圧感を解消するために、白衣ではなく、Tシャツ短パンで診療することも考えましたが、さすがに止められました(笑)
患者さまとの垣根を取り外すためにも、タモリみたいに気軽にツモさんと言われるような関係を築きあげたいです。
Aさん
趣味の方は?
津守院長
趣味は料理。食べることも作ることも大好きです。実は歯医者の友達よりも、料理を本職とする方の友達のほうが多いので、遠い将来カフェを開くことも考えています。愛読書は『料理王国』、『dancyu』や『近代食堂』。料理がご趣味の患者様にはレシピのコピーを渡したり、料理談義に花を咲かせたりします。
スタッフについての育成方法につきましては、歯科よりもレストランの方が進んでいますので、以外に思われるかもしれませんが、参考になるところが多いです。
Aさん
こちらも勉強になります。社長にお伝えします。
今後の展望はどうですか?
津守院長
フランクな関係を築けた患者さまとは、本やDVDの貸し借りをしたり、一緒に呑んだりしています。打ち解けてきますと、アドバイスをいただけますので、患者様目線の欠点が見えてきます。
四街道や千葉市若葉区の方に支えられて、これまで何事もなく続けることができましたので、少しでもお役に立てればと、社会貢献を考慮しています。
知り合いから、千葉ジェッツふなばしのサポーターを頼まれましてサポートしています。その関係で、福利厚生のひとつに千葉ジェッツふなばしの試合観戦があります。友達と観に行くと思いますので、友達の分のチケットも支給します。観戦した友達がきっかけでジェッツのサポーターになれば 、お力に添えができたと思います。
歯科医師会より障害者歯科健診を担当しています。訪問先での障害者施設での問題点を職員さんからお伺いしましたので、今後は障害者歯科も視野に入れました医院を目指します。
Aさん
ステップアップをしながら、社会貢献。今後も期待しています。忙しい中、ありがとうございました。
津守院長
こちらこそ、ありがとうございました。
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